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となりオヤジがいなくなった

 部屋がしずかだ。おそろしほどしずかである。
 ついに隣の大声オヤジがご退院あそばしたのだ。今、ベッドは三床空いている。こんなことは珍しいことで、どうせまたすぐに新しいひとが入ってくるのだろうけれども。どうかうるさくないひとであって欲しいと切に願う。
 それから、できれば毎日家族が見舞いにやってきて何時間もベッド脇が話し込んでいくのもできれば避けていただきたい。どんなに小声であってもひとが来て喋っているというのは気になるものだ。

 いびきについては、デブはまずダメである。ガーガーゴーゴーとひどい。それと同時にこれはどうしたわけか、いびきをかく人間は顔の相がわるいね。それはこちらが、このやろういびをかきやがってという色眼鏡で見てしまうからそう見えてしまうのかもしれないが、さわやかな紳士でガーガーゴーゴーというのはあまり見ない気がする。

 ここ数日、日記が途切れ途切れになってしまって申し訳なかった。
 もう、何かをしよう、何かを創造しようというエネルギーがなくなってきてしまているのだ。それはこんな二、三枚のペラ日記においてさえだ。日一日と弱っていく自分を実感しながら、それでも気持ちを奮い起こしてかける限り書いてゆこうと思う。

 ひとまずは昼下がりの静寂のひと時を堪能しよう。