しずかな日曜

 うららかな日曜だった。
 ひさしぶりに誰も来ない、しずかで落ち着いた一日だった。

 今月に入ってからお見舞いラッシュで、誰も来ない日というのが珍しいくらいであった。中には二度、三度とやってきてくれるひともいて、申しわけないやら嬉しいやらであった。
 お見舞いというのは二度も三度も来るものだったのか、知らなかった。ぼくなら一回行ったら「ああ、これで役目は果たしたぜ」と思ってしまうと思うのだが、世間のひと達はそうではないらしい。

 体調は相変らずである。
 ベッドの上にいる分にはどうということなく元気なのだが、歩くのが大分難儀になってきた。イプク場へ行くのもだんだんきつくなってきた。しかし何度も言うように、歩けるうちは這ってでも行くのがタバコ吸いというものである。先日は四十度の熱をおして外のコンビニまでタバコを買いに行った。
 ともあれ今週で余命宣告から四週間になるので週なかにでも主治医にまた経過と今後の予測を詳しく聞いてみようと思っている。

 日がとっぷり暮れた。
 今日もよく生きた。