島くんの帽子

 こう寒くなってくると、イップクに出たときにつるぴかハゲ頭が寒い。帽子でもほしいなあと思っていたところへ、先日島くんが来たときに、「これ、おれたちがやってるブランドのなんだぜ」と言って、ニット帽をくれた。
 なんとタイミングの良い、なんと気の利いたプレゼントであることか。
 ニット帽は黒で、紫色でちょこっと文字が入っている。太い毛糸でざっくり編んであるので、顔の大きいぼくがかぶってもおかしくない。
 以来、イップクの時はかならずかぶっていくようになった。もうハゲ頭もまったく寒くない。ありがたやありがたやである。

 午後から、妻と母親がやってきた。そして彼女らがそれぞれ帰ったあとに、昔のカヌー仲間が三人来た。なつかしい顔ぶれだった。
 彼らはタバコをたくさん買ってきてくれた。これまたありがたやである。
 今日もよく生きた。