毎日寝てばかり

 すっかり秋めいてきた。
 一日中眠くてうつらうつらしていたのだけれど、午後からこっそりミズキの下へ行ってみた。ミズキの葉は乾燥して枯れてきていた。もうしばらくしたらみんな落葉してしまうのだろう。
 春、四月にここへ入院してから、夏が来て、秋になった。もう半年がすぎたのだ。よくまあこんなところでずっと不自由な生活ができるものである。我ながら感心する。

 ミズキから戻って、シャワーに入った。
 一般病棟共同の風呂場は、なにやらやたらと広く、そこでシャワーだけですますのは寒かった。こんなところで風邪をひいてはつまらないので、今後シャワーは極力控えることにしよう。汗をかくわけでも身体が汚れるわけでもないのだし。

 微熱は三十七度くらいの微妙な熱がまだ残っている。もうこれ以上あがる気配はなさそうなのだが、前回と同じく尾を引いてなかなかしつこい。熱だるさは大分ましになってきた。しかしいかんせん眠くて仕方ない。夕方にまた寝て、夕食後にもまた寝た。そんなに昼間寝て夜が眠れるのかと思うだろうが、夜は夜でおそらくそれなりに眠れてしまうのだ。まったく毎日寝てばかりの生活である。
 やっとぼくも気配消しの達人の領域まで達してきたのだろうか。
 それではお休みなさい。