あと五日

 抗がん剤三日目、今日も特に何事もなく過ぎ去った。
 することもなく、個室の窓からぼうっと手賀沼を見ている。
 景色がよいのはいいのだけれど、ぼくは外に出られないので、そういうものが見えるのも良し悪しで、余計に気分が陰々滅々としてしまうような気もする。
 ともあれ、身体のほうは元気なのだが、気持ちは沈んだままである。
 移植まで、あと五日に迫った。