今日は耳鼻科検診

 時おり雨がパラつき、外はTシャツ一枚では肌寒いくらいで、夏はどこへ行ってしまったのかと思うほどの一日であった。
 今日から来月の五日までの十日間は、特にこれといった処置はないので、いつもに増してヒマなのだ。

 ミズキへ行ったら吸殻だらけで、自販機の飲料の紙コップまで捨てられていた。僕はいつもここで自分の吸殻はもとより、他人の捨てていった吸殻も拾っているのだ。ここをちゃんときれいに掃除をしているおじさんを知っているし、吸殻を拾いに来るひとも知っている。それが仕事であるとはいえ、そういうひと達の苦労を思えばとてもポイ捨ては出来ないと思うのだけれど、三日間来ないうちにこの有様になっていたのは、おなじタバコ吸いとしてちょっと悲しい。

 午後からは耳鼻科の検診があった。
 前のCT検査で副鼻腔炎がみつかったのでその診察である。耳鼻科も今は内視鏡を使って鼻の奥を見る。まず鼻にスプレーの麻酔をかけてから細い管状のスコープを鼻に突っ込まれるのだが、これがちょっと痛かった。
 結果は、副鼻腔炎ではあるものの、軽微なので経過観察――つまり問題なし――ということになった。
 おそらくこれでほぼ全身の検査が終わったので、予定通り移植へとすすめるのだと思う。
 月曜日には、午前中にがん相談センターのひとの面談、そして午後からは母親を交えての主治医面談が予定されている。
 こうして、ヒマでありながら日一日と移植が近づいてくるのである。