お食事中、もしくはその直前の方は読まないでください。

 今日は敬語にします。
 敬語になったりならなかったり、一人称が「僕」であったり、「おれ」または「私」など今後いろいろ変わると思いますが、そのときの気分ということでゆるしてください。
 
 今、ヒジョーにつらいことがあります。身体のことです。
 痛いんです。
 どこが痛いかと……、
 
 しりです。
 
 漢字で書くと「尻」、もしくは「肛門」です。
 そう、痔なんです。僕は長男なんですが痔なんです。わかりますかここ? 「長男なんですがジナンです」のシャレですからね。
 いやいや冗談はさておいて、まじで痔で苦しんでおるのです。
 
 僕はもともとが痔持ち、かつ便秘持ちだったところへ、こんな入院生活で身体は動かさないわ、ミンザイやらなにやら薬をあれこれ飲むわで便秘になり、同時に痔の発作に見舞われてしまいました。
 それについては下剤をもらったり、尻に塗り込む薬をもらったり、さいわいここは病院なのでいくらでも薬はもらえるのですが、基本的にこの痔というやつは日にち薬なところがありまして、なおる時期が来ねば何をしてもなおりません。そのかわりその時期になれば放っておいてもなおるものなのですが、いかんせん今回はその期間が長い。もう一週間も満足な便通がありませぬ。人生サイアクの痔と、さらに便秘です。
 
 便秘になったから便が堅くなり、排便時に尻に過度の負担がかかって痔になったのか、痔になってしまったから排便がうまくいかずに便秘になったのか、どちらが先だったのかはもう記憶にさだかではありませんが、いずれにしても尋常ならぬ苦しみなのです。
 
 いちおうあれこれ飲んだ下剤が効いて、昨日も今日も便意はもよおしてくるのですが、便所に座れば激痛との戦いです。いちばん先頭の便はもう超ハードなフライドチキンみたいになっており、うんうん唸って肛門が裂ける思いで気張ってやっとウサギのフンがひとつふたつというありさまです。今日などは便所から聞こえてくる私のうめき声に、外にいた掃除のおばちゃんが何ごとかと心配してひと騒ぎになりました。
 
 抗がん剤よりハゲより、この痔のほうがはるかに苦しい。いや、「痔・便秘・ハゲ」の三重苦と申しましょうか。 
 とにかくもうなんとかしていただきたい。その日――つまり日にち薬で痔が治る日がいつくるのか。いつになったら私は満足に排便できるようになるのか。明日かあさってか、はたまた来週か。来月まではとてももたないでしょう。
 ただただ朝々夕々、祈るばかりの日々です。